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靴修理・メンテナンス

更新日 2024.07.01

プロ直伝!自宅でできる簡単ソール修理術

プロ直伝!自宅でできる簡単ソール修理術

靴のソールがすり減ったり、剥がれたりすると、歩きづらさや不快感を感じることがありませんか?
ソールが減ってしまうと歩行時の衝撃吸収が悪くなったり、滑りやすくなったりと快適さと安全性が損なわれます。

そんな悩みを抱える方のために、本記事ではプロが教えるソールの修理方法を詳しく解説します。
これを読むことで、自分でできる簡単な修理方法から、プロに依頼する際のポイントまでを理解し、靴を長持ちさせることができるようになります!

なぜソールの修理が必要?その役割と重要性

ソールの基本的な役割

靴のソールは足と地面の間でクッションの役割を果たし、衝撃を吸収する重要な部分です。さらに、滑り止めの機能や足元の安定性を提供します。そのため、ソールの状態が悪くなると、歩行の快適さや安全性が大きく損なわれます。

  1. 衝撃吸収: 歩行時の衝撃からあなたの足や膝、腰を守ります。
  2. グリップ力: 滑りを防止し、安全な歩行をサポートします。
  3. スタイルの決め手: 靴のデザインや雰囲気を左右します。

放置すると起こる3つのトラブル

1.足裏の痛み・疲れ

ソールが減るとその衝撃吸収能力が低下します。歩くたびに、足裏や踵に直接衝撃が伝わるようになり、足の疲れや痛みが増大します。特に、アスファルトや硬い床の上を長時間歩く場合、その影響は顕著です。

さらに、適切なクッション性がないと、足裏の筋肉や靭帯に過度な負担がかかり、足底筋膜炎などの痛みの原因になることも。日々の快適な歩行はもちろん、長期的な足の健康にも影響を及ぼすのです。

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2.滑って転倒するリスク

新品の靴には、ソールの表面に細かい溝や凹凸があり、これがグリップ力を生み出します。

しかし、ソールが摩耗するとこの凹凸が徐々に失われていきます。結果、雨の日の濡れた道や、滑りやすいタイルの上での歩行が危険になります。

特に高齢者や子供、妊婦さんなど、転倒のリスクが高い方にとっては深刻な問題です。転倒は単なる擦り傷や打撲だけでなく、骨折や頭部外傷など、重大な事故につながる可能性があります。安全な歩行のためには、ソールのグリップ力は不可欠なのです。

3.靴本体の変形・破損

ソールは靴の土台です。この土台が均一に減らず片方だけが極端に減ったり、斜めに減ったりすると靴全体のバランスが崩れます。

すると、靴が内側や外側に傾き、歩行時に足首や膝に余計な負担がかかります。

さらに、ソールの一部が完全に剥がれるとそこから水分や汚れが靴内部に侵入し、靴底と甲の接合部(中底)が剥がれたり、革が硬化したりと靴本体の劣化を加速させます。高価な革靴やお気に入りの靴が、ソールケアを怠ったばかりに短期間で使えなくなってしまう。そんな悲しい結果は避けたいものです。

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ソールがすり減ったときの対処法

靴のソールがすり減ると見た目が悪くなるだけでなく、歩行時のバランスが崩れる原因にもなります。ここでは、自分でできる簡単な補修方法からプロに依頼する方法まで、具体的な対処法をご紹介します。

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必要な道具と材料

自分でソールのすり減りを補修する方法は簡単な手順で行うことができます。まず、必要な材料と道具を揃える必要があります。
自分でソールのすり減りを補修するには、以下の道具と材料が必要です。

  • 補修材(ソール用の専用補修材)
  • 接着剤(靴専用の強力接着剤)
  • 紙やすり
  • ヘラやスパチュラ

補修手順

  1. 準備:まず、修理する靴のソール部分をきれいにします。汚れやホコリがついていると補修材がしっかりつかないため、布で拭くか軽く水洗いし、完全に乾かします。
  2. やすり掛け:すり減った部分を紙やすりで軽く削り、表面を整えます。これにより補修材が密着しやすくなります。
  3. 補修材の塗布:補修材をすり減った部分に塗ります。ヘラやスパチュラを使って均等に広げ、形を整えます。
  4. 乾燥:補修材が完全に乾くまで待ちます。乾燥時間は製品の指示に従い、しっかりと乾かしましょう。
  5. 仕上げ:必要に応じて、乾燥後に再度紙やすりで表面を滑らかにします。

自分で修理を行う際には作業手順を正確に守り、慎重に作業することが重要です。正しい手順で修理を行うことで耐久性の高い修理が可能となり、靴の寿命を延ばすことができます。

また、自分でソールを修理することにはコストを抑えられるというメリットがありますが、技術的なスキルが要求されるため、注意点として仕上がりにばらつきが出る可能性があります。

プロによるソールの修理

依頼する際のポイント

ソールのすり減りが深刻な場合や、自分で修理する自信がない場合はプロの修理店に依頼するのが最適です。

  • 修理店の選び方:評判の良い修理店を選ぶことが重要です。口コミやレビューを参考にして、信頼できる店を見つけましょう。
  • 見積もりの確認:修理を依頼する前に、費用の見積もりを確認します。どの程度の修理が必要か、どれくらいの費用がかかるのかを事前に把握しておくと安心です。
  • 修理内容の確認:具体的にどのような修理を行うのか、どのくらいの時間がかかるのかを確認します。特に、高級な靴やお気に入りの靴の場合は丁寧に修理してもらうことが重要です。

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修理後のメンテナンス

プロによる修理が完了した後は適切なメンテナンスを行うことで、ソールの寿命を延ばすことができます。定期的にソールをチェックし、早めにすり減りを発見して対処することが大切です。

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プロに依頼するメリット

プロに靴修理を依頼することには多くのメリットがあります。

  1. 準備:まず、修理する靴のソール部分をきれいにします。汚れやホコリがついていると補修材がしっかりつかないため、布で拭くか軽く水洗いし、完全に乾かします。
  2. 専門的な技術と知識
  3. 高品質な仕上がり
  4. 時間と手間の節約
  5. カスタマイズの可能性
  6. アフターケアの提供
  7. 環境に優しい選択

プロの靴修理店なら、靴の状態を見極めて最適な修理方法をご提案します。
靴は足の健康と密接に関わります。「もう少し履けるかな」と我慢せず、症状に合わせた適切なソールケアをするためにもプロへの修理依頼も検討してみましょう。

横浜市青葉区の職人による美しい靴修理「コンテ」

まとめ

ソールの修理は靴の寿命を延ばすために重要な作業です。
自分で修理する方法もありますが、プロに依頼することでより確実な修理が期待できます。自分で修理する際は、正しい材料と手順を用いて丁寧に作業することが重要です。

また、プロに依頼する場合は、専門知識と技術を持つ修理店を選ぶことがポイントです。修理の費用や時間を事前に確認し、信頼できる修理店を選ぶことで、靴の寿命を延ばすことができます。

 

この記事の監修

CONTE 代表

斎藤 融(サイトウトオル)

日本を代表する靴職人の一人である柳町弘之氏より靴職人として必要な技能と心得を学ぷ。2014年には、オーダーシューズプランド「TORUSAITO」を発表。現在ではGINZASIX、阪急メンズ東京にて取り扱いされている。靴修理の「CONTE」では、靴職人としての技術を活かした、丁寧で高品質の修理に取り組んでいる。