靴修理・メンテナンス革靴・オーダーシューズ事例紹介

靴職人だからこそできる
美しい靴修理なら
「コンテ」

ご注文の流れはこちら

お電話
ご依頼

こちらをタップで発信

045-973-0770

靴修理・メンテナンス

更新日 2024.04.22

靴の修理タイミングと損傷の原因。靴修理のプロが見逃せない靴の補修サイン解説!

靴は日常生活で欠かせないアイテムです。しかし、様々な影響が原因して必ずしも完璧な状態を保つことは難しいものです。

そこでこの記事では靴修理が必要なタイミングやサイン、そして靴が損傷する原因について詳しく解説します。靴の補修が必要なサインを見逃さず、修理を怠らないことが長く快適に履き続けるための秘訣です。

この記事を読むことで靴の補修が必要なタイミングを見逃さず、愛着のある靴を長く履き続けるための知識を身につけることができます。

靴の損傷に影響する原因と修理タイミングとは?

靴が損傷する原因や靴修理が必要となるタイミングはさまざまな要因によって異なります。以下では、靴が損傷する主な原因とそれに伴う修理が必要となるタイミングについて詳しく解説します。

日常の使用によるダメージ

靴が最も損傷する原因の一つは日常の使用によるダメージです。長時間の歩行や立ち仕事、悪天候の影響などが原因で靴の底やかかと、つま先などに摩耗やダメージが生じます。これらのダメージが進行すると、修理が必要となるタイミングです。

季節の変化による影響

季節の変化も靴の損傷の原因となります。特に雨や雪の多い季節は靴の素材や構造に水や湿気が侵入しやすくなります。これによって靴の劣化が進行し、補修が必要となる場合があります。

使用頻度と保管方法

靴の使用頻度や保管方法も、損傷の原因となります。頻繁に使用する場合は摩耗やひび割れが早く生じる可能性が高くなります。また、適切な保管方法を行わない場合は靴の形状が変化したり、カビや湿気によるダメージが生じる可能性があります。

靴の材質や品質

靴の材質や品質も損傷の原因となります。本革製の靴は一般的に耐久性が高く、長期間履き続けることができますが合成皮革や布製の靴は比較的早く劣化することがあります。また、安価な靴は品質が低く、早期に損傷する可能性が高くなります。

プロが教える!靴補修が必要なサインとは?

靴を永く愛用するためには補修が必要なサインを見逃さずに、適切な修理を行うことが重要です。ここではプロが教える補修が必要なサインについて詳しく解説します。

底の減り具合や摩耗箇所

補修が必要なサインの一つは底の減り具合や摩耗箇所です。特に靴の底が不均等に減っている場合や、特定の部分が異常に摩耗している場合は補修が必要な可能性が高いです。

例えば、靴の内側や外側の一部がすり減っている場合は足の歩行パターンに癖がある可能性があります。このような場合は修理を行うことで靴のバランスを取り戻し、足や膝への負担を軽減することができます。

かかとやつま先のダメージ

補修が必要なサインのもう一つはかかとやつま先のダメージです。かかとがすり減っている場合や、つま先が剥がれている場合は早めの修理が必要です。これらの部分がダメージを受けると、靴の安定性や快適性が損なわれる可能性があります。

特にかかとのすり減りは歩行時に安定感を失いやすくなり、事故や怪我のリスクが高まります。つま先の剥がれは靴の防水性が低下し、内部に水や汚れが浸入するリスクがあります。

縫い目や接着部のほつれ

靴の縫い目や接着部のほつれも補修が必要なサインの一つです。これらの部分がほつれると靴の耐久性が低下し、さらなる損傷が生じる可能性があります。特に靴の側面やつま先付近の縫い目がほつれている場合は水や汚れが靴内部に浸入しやすくなります。

靴の縫い目や接着部がほつれる主な原因の一つは摩擦やストレスによるものです。例えば、靴が過度に歩行や走行などの活動に使用されると縫い目や接着部分が摩耗し、ほつれる可能性が高まります。また、靴が湿気や水に長時間さらされると接着剤が劣化し、接着部分が弱くなることがあります。このような場合、早めの修理が必要です。

靴の形状の歪みや変化

靴の形状が歪んだり、変化したりする場合、補修が必要なサインです。靴の形状が歪む原因としては不適切な保管方法や使用方法や素材の劣化などが挙げられます。

例えば、靴が長時間圧迫されたり不適切な温度や湿度の環境にさらされたりすると、靴の形状が変化する可能性があります。また、靴の素材が劣化すると靴が変形しやすくなります。このような場合は修理を行うことで靴の形状を修正し、快適な履き心地を取り戻すことができます。また、保管時にシューツリー等を使用することもオススメします。

靴の内部の状態の異常

靴の内部に異常が生じている場合も、補修が必要なサインの一つです。靴の内部状態の異常は靴の快適性や耐久性に影響を与えることがあります。

例えば、靴の中敷きが摩耗している場合や、クッション性が失われている場合は足への負担が増加し、歩行時の快適性が低下する可能性があります。また、靴の内部に異物が混入している場合は足への摩擦や圧迫が生じ、歩行時に不快感や痛みを引き起こすことがあります。

このような場合は修理を行うことで靴の内部状態を改善し、快適な履き心地を取り戻すことができます。

 

これらのサインが見られる場合は早めの対応を行うことで靴の寿命を延ばし、快適に履き続けることができます。また、修理を行う際には信頼できる靴修理店や靴職人に相談し、適切な修理方法を選択することが重要です。

まとめ

靴の補修が必要なタイミングやサインを見逃さず、適切な修理を行うことは靴を長く履き続けるために欠かせません。日常の使用や季節の変化によるダメージを適切に対処することで靴の寿命を延ばし、快適に履き続けることができます。

また、DIY修理の際には適切な方法や注意点を把握し、無理な修理を行わないようにすることが重要です。さらに、プロの靴修理店を利用する際には信頼できる専門家に相談し、適切な修理を依頼することが大切です。

この記事を読むことで靴の補修が必要なタイミングを見逃さず、適切な修理方法や利用する際のポイントを理解し、長く愛用できる靴を手に入れることができます。

この記事の監修

CONTE 代表

斎藤 融(サイトウトオル)

日本を代表する靴職人の一人である柳町弘之氏より靴職人として必要な技能と心得を学ぷ。2014年には、オーダーシューズプランド「TORUSAITO」を発表。現在ではGINZASIX、阪急メンズ東京にて取り扱いされている。靴修理の「CONTE」では、靴職人としての技術を活かした、丁寧で高品質の修理に取り組んでいる。